【1/13(土)サマリ】
悩みつつ、わずかずつですが、訪問診療を再開しつつあります!
外来再開は現在調整中です。現時点ではお電話で個別対応中です。
私達地域開業医の役割は平時の診療業務を回復させること。とはいえその過程が各診療所の状況により大きく異なります。
現在当院は外来スペースの倒壊があり、お電話相談しつつ、可能な範囲でお薬などの配達含めて対応しています。あくまで、移動困難な方を中心に、です。
そして、本当に微々たるものですが訪問診療も再開してみました。これに関しては悩みながら模索中です。本来であれば訪問診療をするような方は二次避難すべき方です、福祉避難所(なお、輪島市において福祉避難所は私が知る限り1カ所ほどしか機能していません)に入所すべき方々です。それはよくわかっています。抱え込みではないか!?そんな批判もあるはずです。でも、それぞれに願う過ごし方があることも事実です。それは今まで在宅やってきたことと同じ。でも有事以上に悩みます。もっと言うと、訪問診療だけが機能しても在宅は継続できません。訪問看護、訪問介護・入浴、訪問リハ、そういったサービスとともに行うのが在宅ケアです。これに関しても悩み中です。当院も訪問看護・リハを行なってました。当然、担当の患者さんを中心に再開させてあげたい気持ちはスタッフも同じです。ですが、圧倒的に再開状況は困難です。今後地域ケアに携わる多職種チームの応援も到着予定です。そんな方々と連携しながら在宅のみならず、地域ケア全体のネクストステージを模索したいと思います。
部分最適ではなく全体最適を。私達がよかれと思って活動すればするほど、そのさざなみはあらゆる形で影響を及ぼします。とはいえ悠長なことを言っている場合でもありません。
慎重に、かつ大胆に、勇気と思いやりを持って活動します。